人間の体の70%は、水分。
その水分を「排出」する機能が、
うまくいっていない時に起こるのが、むくみ。
むくみの原因
体内の「水」の「滞り」が引き起こす、むくみ。
それでは、体内の「どこ」を流れる水が滞っているのか。
むくみの原因となりやすい、
「水」が流れる「管」は、
大きく分けて「血管」と「リンパ管」です。
これら「管」は、体全体に張り巡らされており、
この世界で言うなら、
⑴ 血管とは「道路」で、
⑵ リンパ管とは「下水管」だ。
この、「血管(道路)」と「リンパ管(下水管)」の滞りが、
水の循環を止め、
老廃物を含んだ水が、排出されずに、
滞った状態となっているのがむくみ。
これら管の滞りを解消する、2つの方法をご紹介します。
この記事では、まず、
「道路」=血管、の流れを良くして、
むくみを解消する方法についてー
血管=道路の滞り「渋滞」の解消
血管の中を走るのは、血、これも水。
血管は、
心臓がポンプ運動をすることで、
オートマチックに、循環を繰り返している。
若いうちは、この、血管の循環、in&outが、渋滞を起こすことはないが、
年齢を重ねるうちに、その機能は衰える。
一番の理由が、筋力の低下。
体の中の水、血液を、全身に運び、回収しているのは、
実は、心臓のポンプ運動の力だけではなく、
全身の「伸び縮み」する「筋肉」がその手助けをしている。
その伸び縮みが、血管の中の水、つまり血液の循環を促しているのだ。
人間は、
・重力の影響や、
・加齢による筋力の低下、
・運動不足等により、
筋力が低下すると、
代謝等が下がるだけではなく、
実は、全身の血液の循環機能も低下させている。
特に、重力の影響で、
下半身の血液を、上にあげる力が弱くなる。
だから、第二の心臓である「ふくらはぎ」を鍛えましょう、
とよく言われるわけです。
下半身の大きな筋肉、
「ふくらはぎ」の「筋力」を上げることで、
その筋線維の「伸びて縮む」ゴムのような機能が、
下半身から、なかなか上がりにくい、
血液を、心臓に上げるわけです。
むくみの改善、その⑴、
「血管」=「道路」の滞りを解消するには、
下半身の筋力アップ、これが、必須となります。
そして、やみくもに、鍛えるだけ、硬くするだけの、
筋トレはおすすめしません。
ただ、負荷をかけて、筋力を上げたとしても、
その筋肉が「硬い」場合は、血管を圧迫し、
「うっ血」状態になる。
だから、ストレッチ大事ですよっていうわけです。
そこで、やはり、むくむの解消にも、
ヨガがおすすめとなるのです。
身体の外側を覆う、
アウターマッスルを鍛えるのではなく、
インナーマッスルを鍛えるヨガは、
骨格を支える、深層部分の筋力を強くします。
インナーマッスルとは、赤筋とも言われ、
赤の意味は、血管が通っているが故に、赤いからであります。
その、血管が豊富に通う、
インナーマッスルを活性化するということは、
全身の血管の循環を向上させる、ということなのです。
つまり、ヨガとは、
全身の「水の流れ」を、向上させるものなのです。
さて、むくみを解消するにあたり、
全身の血管の流れを良くしましょう。
ヨガでは、スタンダードな、
「太陽礼拝A」
スリアナマスカーラAー
(一連の9つの動きを指す)
この9つの動きを連続して行うのが、太陽礼拝Aー
このヨガポーズ、大変優秀なのです。
この動きだけで、
「全身」の「主要な筋肉」を、
くまなく動かすことができるシステムなのです。
ヨガでは、ウォームアップポーズとして、
クラスの最初に出てくることが多いので、知っている人も多いのでは。
この一連の流れを、呼吸と共に繰り返すだけでも、
全身がほぐれ→全身の血管の滞りが解消され、
不要な老廃物を含む、古い水は排出されやすくなります。
時間は、3分~5分程度でOK!
長くやることが大切なのではなく、普段動かさない筋群を動かして、その筋群を感じてあげるだけで十分です。
硬くて痛くて、筋力が低下しているな、と「感じながら」動くだけで、その弱った筋力を認識した、脳が、酸素や栄養素を、全身に送り始めますよ。
次の記事では、
「リンパ管」=「下水管」の詰まりを解消すれば、
むくみは改善される!
その方法について、記していきます。